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尖閣研究 高良学術調査団
資料集(上下巻)
発刊 記者会見
2007年(平成19年)11月27日
「尖閣研究」を発刊 1950~68年調査
高良学術団の成果網羅 参加者の手記など収録

尖閣研究 高良学術調査団資料集(上下巻)
書 評 1
旬を読む
平成20年(2008年)3月3日
島の状況と生態生き生きと 軍事専門家 平松茂雄
明治28(1895)年1月、日本政府が「わが国の領土」であることを「先占」する以前から、>
尖閣諸島では石垣島の古賀辰四郎氏がアホウドリの羽毛の採取、海鳥のふんを肥料とした
殖産活動をしていた。かつお節加工工場や海鳥の剥製工場もあり、日本人が居住していた。
当時の写真には日本国旗がヘンポンと翻っている。他国から異論はなかった。
昭和初期には無人化したが、戦後、沖縄の人々は生活の糧を新地へ求め、西表島、尖閣周
辺海域での出漁が活発になった。25年初頭、魚釣島でかつお節加工が再開し、漁船に乗って
魚釣島に渡った人がいた。高良鉄夫・農学博士。琉球政府農林省農業改良局調査課長で、
琉球大学農学部長、学長を歴任した。
「尖閣調査の先駆者」と言われ、無数の海鳥が生息する「古賀の無人島」探検が少年時代
からの夢だった。海鳥や海幸・山幸の富源調査に加え「海鳥のヒナの訓練」妙技を視察しよ
うとしたのは、戦後荒廃した青少年の教育に役立てたかったからという。だが現実は野性の
猫が繁殖し、一羽も生息せず、衝撃を受けた。以来、43年まで5次にわたって学術調査、資
源調査をくまなく行った報告が本書である。
困難な時代に調査を敢行した博士の先見性と行動力に驚く。島の状況や動植物の生態が克
明に、生き生きと、分かりやすく描かれており、実際に島にいるような気分になる。子供向
けに書かれたものもあり、海岸でカツオが釣れる、棒で魚を取る、カジキが海鳥を食べたと
いった類の話も書かれていて興味が尽きない。
高良氏の単独行動(第1次予備調査)から2年後の27年、資源調査団が組織され、沖縄経済人
の協力や琉球政府文化財保護委員会の委託で続いた。第5次は石油資源を含む鉱物資源予備
調査も実施され、内閣総理府(現内閣府)で報告会が開かれた。国連ECAFEが、尖閣諸島周
辺の大陸棚に石油資源が埋蔵されていると報告し、一度も領有権を主張しなかった中国と台
湾が突然、主張を始めたのはこのころである。
わが国政府は「日本の領土」だと繰り返すだけで有効な措置をとらず、中国や台湾、香港の
「活動家」に領海と領土(島)を侵犯され、短時間とはいえ外国旗が掲げられた。
尖閣諸島と東シナ海の石油開発に関心を持って20余年、機会があれば現地へ出かけた私にと
って、沖縄は第二の故郷のようなもの。日中中間線が日々紙面にのぼるこの時期に、沖縄の
人々によってこのような報告が出版されたことは誠に喜ばしい。
書 評 2
2008年(平成20年)1月13日
書 評 3
Books 今週の平積み
2008年(平成20年)1月26日
書 評 4
「明日への選択」 平成20年2月号

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