〇 活動記録
尖閣諸島文献資料編纂会(会長新納義馬)
本編纂会は、地元沖縄県下に埋もれている尖閣諸島資料の発掘、収集調査、
整理保存情報発信を目的に、2006年8月に結成された有志の学術的団体。
顧問は、戦後初調査された高良鉄夫(元琉球大学長、動物学)で、会長は、尖閣
諸島を7回調査された新納義馬(琉球大学名誉教授、植物社会学)です。
以下が、これまでの活動です。
1、2007年11月、自主研究成果の第一号として、米軍統治期1950~68
年に実施された調査をとりまとめた「尖閣研究 高良学術調査団資料集(上・下)」
を刊行。
2、2009年度日本財団の助成金交付を得て「尖閣諸島海域の漁業資源調査・開
発に関する資料編纂事業」(2009.4~2010.8)を実施し、「尖閣研究
尖閣諸島海域の漁業に関する調査報告―沖縄県における戦前~日本復帰(1972年)
の動き」を刊行。
3、2009年度(財)おきぎんふるさと創生基金の助成を得て、「尖閣諸島に関
わる写真画像資料収集・整理・保管事業」(2009.8~2010.6)を実施し、
「尖閣研究 尖閣諸島学術調査等写真画像資料集―概要報告」を刊行。
4、2010年度(社)沖縄県対米請求権事業協会の助成を得て、「尖閣諸島に関
る情報資源の活用事業」(2010.4~2011.3)を実施し、「尖閣研究 尖
閣諸島の自然・開発利用の歴史と情報に関する調査報告」を刊行。
5、2011年、2013度沖縄大学地域研究所特別研究員として土曜教養講座、移動市
民講座「国境を超えた共生圏を創る」に参画し、沖縄大学地域研究所叢書「尖閣諸島と
沖縄―時代に翻弄される島の歴史と自然」に寄稿。
6、2012年度日本財団の助成金交付を得て、「尖閣諸島における漁業関係者への
ヒアリング調査」(2012.4~2013.9)を実施し、「尖閣研究 尖閣諸島海
域の漁業に関する調査報告―沖縄県の漁業関係者に対する聞き取り調査 2012年」を刊行。
7、2013年外務省広報文化外交戦略課より委託を受け、「尖閣諸島写真資料集」
(日英文併記)を編纂製作。尖閣諸島の自然、学術調査、漁業に関する写真、図版1400余
を掲載。外務省が刊行し、国際広報用として、関係各所に配布。
8、2014年度日本財団の助成金交付を得て、「尖閣諸島における漁業関係者へのヒ
アリング調査」(2014.4~2015.9)を実施し、「尖閣研究 尖閣諸島海域の漁
業に関する調査報告―沖縄県の漁業関係者に対する聞き取り調査 2014年」を刊行。
9、2014年~2016年「季刊 日本主義」(25~27、29,31~35号)に「尖閣諸島民俗誌」を寄
稿、9回連載。
10、2017年度日本財団の助成金交付を得て、「尖閣諸島における漁業関係者へのヒアリ
ング調査」(2017.4~2018.9)を実施し、「尖閣研究 尖閣諸島海域の漁業に関する調査
報告―沖縄県の漁業関係者に対する聞き取り調査 2017年」を刊行。
11、2019年、「同上2017年」のⅣ章を抜粋編集し、尖閣研究叢書「尖閣諸島盛衰記 なぜ突如、
古賀村は消え失せたか?」を刊行。
12、2014~2019年度内閣官房領土・主権対策室の「尖閣諸島に関する資料調査」事業に、
主任研究員で参加。同調査事業は継続実施。
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